〝発表の場として活用を〟 早稲田奉仕園スコットホールにギャラリー 2011年6月18日

 東京・新宿区の早稲田奉仕園(吉田博専務理事)は、スコットホール内に「早稲田スコットホールギャラリー」を開設し、建築家の鈴木喜一氏(神楽坂建築塾主宰)による水彩画40点を「いま描き残す日本の近代建築――鈴木喜一水彩画展」として5月31日まで展示した。

 専務理事の吉田氏によると、1970年代にも「早稲田画廊」が設けられていたという。ギャラリーとなっているスペースは、元はNGO団体の事務所として使用されていたが、事務所の移動で空いた。テナントとして会議場や展示場などの案もあったが、奉仕園職員の希望もあり、ギャラリー開設に至った。

 このスペースの室内改修も手がけた鈴木氏は、「スコットホールギャラリーの開設にあたり、さまざまな縁を感じている。全国各地に残る近代建築を現地で描きとめてきた。絵を描くことは、建物に対するラブコール」とあいさつした。

 スコットホールは、シカゴの百貨店主の未亡人であるJ・E・スコット夫人の多額の献金で1922年に竣工。設計原案は、W・M・ヴォーリズ建築事務所が行った。1990年、東京都から歴史的建造物に選定されている。

 ホールの南側、半地下部分にできたギャラリー空間は、大正期の希少な赤煉瓦建造物の、当時の煉瓦をそのまま展示壁面としている。吉田氏をはじめ奉仕園関係者は、絵画、版画、写真、彫刻、工芸、映像、その他のアート作品の発表の場として活用してほしいと期待を込める。問合せは同園(℡03・3205・5411)まで。

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