モルモン教題材のミュージカル「ブック・オブ・モルモン」にトニー賞 2011年6月25日

 アメリカ演劇界最高の賞と言われるトニー賞の発表と受賞式が6月12日、ニューヨークのビーコン・シアターで開催された。ミュージカル部門では、最多の13部門・14ノミネートされていた「ブック・オブ・モルモン」が作品賞・演出賞・脚本賞・スコア賞・編曲賞・舞台美術賞・照明賞・音響賞・助演女優賞の9部門を受賞した。

 作者は、米国の人気アニメ「サウス・パーク」を手掛けたトレイ・パーカー、マット・ストーン、そして2004年に同賞最優秀ミュージカル作品賞を受賞したパペットミュージカル「アベニューQ」の作曲家ロバート・ロペス。両作品のファンを皮切りに動員を伸ばし、3月24日の初日から興行収入は約1500万ドルに上った。

 作品はソルトレイク・シティから思いがけず貧困に苦しむウガンダの村に派遣された、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)宣教師2人組によるコメディ。優等生のエルダープライスと劣等生のエルダーカニンガムが悩み、成長していく物語に過激な社会風刺とジョークが織り交ぜられる。

 今年2月、モルモン教側はメディアの要請に対し、当時上演予定だった同作品について「この作品は、観衆を一晩魅了しようとするでしょう。しかし、聖文であるモルモン書は、キリストのもとに近づけることで人々の生活を永続的に変えるのです」との声明を発表した。ユージン・オニールシアターで上演中。

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