ノルウェー・オスロ 容疑者は「キリスト教原理主義者」? 2011年8月6日

爆弾テロ・銃乱射で死傷者多数
 【CJC=東京】ノルウェーの首都オスロと郊外のウトヤ島で7月22日発生した爆発と銃乱射事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)は、弁護士に「非道だが、自分の中では必要なことだったと思っている」と話している。
 同容疑者は、爆弾の製造過程などを記した約1500ページに上る文章を犯行直前にインターネットに掲載、少なくとも2009年秋からテロを計画していたと見られる。また動画投稿サイトにも自らを「聖戦の騎士」と位置付け、共産主義やイスラム教への戦争を呼び掛ける内容の映像を掲出していた。ノルウェー警察はブレイビク容疑者を「キリスト教原理主義者」だとしている。
 同容疑者の素顔について、大量殺人や爆弾製作に携わっていない時はビデオゲームに興じたり、ブログで発信したり、ポップ・ミュージックに興じたりしていたことが分かっている。また、日曜夜には母親と食事を共にするのが常だったという。
 細心の注意を払って、目立たない存在であるように振る舞い、自ら名付けた「殉教者作戦」に取り組むという二重生活を送っていたと見られる。
 長年、イスラム教徒や移民の危険に関するインターネット上のフォーラムで議論に参加していたことは確か。ただどの段階で、欧州文明を引き裂く病を解決するのは暴力だと決断したのか、はなお明らかではない。
 2000年代初めに保守系の「進歩党」の党員だった容疑者を知っている人も「目立つ発言はしなかった。その他大勢の1人で、印象に残らなかった」と言う。ただ当時、ヨーロッパのイスラム化を危惧した運動が起こり、それに刺激されたことは確かなようだ。

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