マレーシア州イスラム宗教局 キリスト教会を捜索 2011年8月20日

 【CJC=東京】マレーシア・セランゴール州ペタリンジャヤのダマンサラ・ウタマ・メソジスト教会が8月3日に開催していた夕食会で、同州イスラム宗教局が1時間以上にわたって捜索した。
 夕食会は、難病や天災被害者への支援を行っている非政府組織がボランティア・リーダーや支援者らをねぎらう目的で教会の敷地を借りて開催したもの。主催者側の質問に対し宗教局は、通報を受けたためだと説明している。
 同教会のダニエル・ホー牧師は、冒涜だと強く抗議。カリド・イブラヒム州首相は遺憾の意を示した。一方、イスラム宗教問題を担当するハッサン・アリ上級評議会議員は、イスラム教徒に改宗を促す活動があった証拠があると述べ、捜索を擁護した。

豪政府の難民送還 教会指導者が批判
 オーストラリア政府が、マレーシアの拘置所に収容されている難民4千人を迎え入れる見返りに亡命希望者約800人を8月4日、空路帰国させたことを教会指導者が批判している。ニューサウスウエールズ教会協議会のロッド・ベンソン公共部門担当は、「文明的、進歩的民主主義の行動ではない。忌まわしいこと」と言う。

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