震災犠牲者へ鎮魂歌 2011年9月3日

歌手・新垣勉さんが初の自宅コンサート
 テノール歌手の新垣勉さん(58)が敗戦記念日の8月15日、東京都練馬区の自宅を初めて開放し、「平和の祈り~世界に届け~自宅コンサート」を開催した。インターネットの動画共有サービズ「Ustream」を通じて全世界に配信、ヒット曲「さとうきび畑」など3曲を熱唱した。
 会場は、28畳の自宅リビング。正午に黙祷をもって始まった。この日、命をテーマにした新アルバム『平和の歌』収録曲「緑陰~こかげ~」を初披露。同曲は故・寺島尚彦さんの作曲で、「さとうきび畑」の続編。ともに第二次世界大戦の沖縄戦が題材になっているが、新垣さんは「これは(「さとうきび畑」と比べて)未来、平和への希望の歌」と語った。また、最後に東日本大震災の犠牲者に向けた鎮魂歌「青い海よ」も歌った。
 コンサートの中で「お互いの違いを認め合うだけでなく、互いに持っているいいものを学び合って、お互いを表現し合い、理解していく異文化共生型の時代になっていけば。核兵器を持たずに言葉で理解し合う、みんなの力で平和を実現できたら」と希望を語った新垣さん。終演後には報道陣の取材に応え、「暑さの中で避難生活を余儀なくされている方々、ご苦労、心中を察すると言葉が出ませんが、是非みんなの絆があるということを覚えていてください」とメッセージを送った。

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