南三陸町で「キリスト者ネットワーク」結成 2011年9月10日

支援団体が町の復興で提携
 東日本大震災から半年、8月末をめどに多くの避難所が閉鎖する中、宮城県の南三陸町で支援活動を続ける32の教会・団体が8月18日、同町のホテル観洋で会合を開き、その中の28団体が「南三陸町を支援するキリスト者ネットワーク」を結成した。
 同ネットワークは、「支援団体が個別に活動することは困難ではないだろうか」との思いから、キリスト聖協団西仙台教会牧師の中澤竜生氏の呼びかけにより、森谷正志氏(仙台バプテスト神学校牧師)、佐藤弘司氏(日本ルーテル同胞教団仙台新生キリスト教会牧師)、菅谷勝浩氏(基督聖協団清瀬グレースチャペル教会牧師)が中心となって結成したもの。
 会合では、ネットワークを組むメリットとして、行政および現場での窓口を一本化できること、ニュースレターの発行やメールでの情報提供よって支援団体間で情報を共有し、支援が手薄な地域での活動を補い合えることなどが説明された。
 さらに、震災発生当初から救援物資活動を行っているサマリタンパース、クラッシュジャパン、国際飢餓対策機構など10団体からの活動報告も行われた。
 事務局の佐藤氏は、「多くの被災地の中でも南三陸町は、町自体がすべて津波によって壊滅的な状況になり、町作りを一から始めなければならない地域。町復興の青写真も全く描けない状況で、行政も住民も、何をどうしてよいか分からない状況にある。そのような中で、教会が町作りから関わり、町の復興に関わっていけるチャンスを主が備えてくださったと信じている」と語っている。
 今後は、南三陸町での活動支援を強化していくだけでなく、他の被災地にも活動を広げていく予定だ。10月25日には、仙台市のエルパークで、岩手・宮城・福島で活動する団体の交流会を開催する。
 ネットワークでは、経済的支援、ボランティア、祈りの支援などの支援者のほか、ネットワークへの賛同者も募集している。問合せは同ネットワーク事務局・日本ルーテル同胞教団仙台新生キリスト教会の佐藤弘司(〒981-3622 宮城県黒川郡大和町もみじが丘2の38の9、℡080・5225・7532)まで。

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