宗教科教員らが支援コンサート フランシス・ケアセンター 2011年10月8日

エイズ患者との出会い契機
 南アフリカのエイズ患者を支援するためのチャリティコンサート「君は愛されるために生まれた」が9月18日、カトリック赤堤教会(東京都世田谷区)で行われた(実行委員会主催)。南アフリカのHIV陽性者数は世界最多の570万人。死者は毎年35万人にものぼり、エイズ遺児は140万人もいる。
 南アフリカにあるカトリック系エイズホスピス「フランシス・ケアセンター」の現状と支援活動を現地で活動する小山えりこさん(ニバルレキレ代表)が報告し、韓徳さん(函館ラ・サール中高倫理宗教科教員)が南アフリカでの体験を語った。コンサートは、在日ゴスペルアーティストのナンシー・ラッカーさんが出演した。
 今年で2回目を数えるこのチャリティコンサートは韓さんの呼びかけで始まった。フランシスコ会の神学生として研修のため04年3月から約1年、南アフリカに派遣されていた韓さんは、フランシス・ケアセンターなどでボランティア活動に従事していた。そこでエイズ患者のある女性と出会った。
 「彼女自身がエイズであると告白し、自分の2人の子どものために生きたいと言っていましたが、フランシス・ケアセンターに移される間際に亡くなりました」。この女性の「子どものために生きたい」という願いが、韓さんがチャリティを始めようと考えた背景だ。
 フランシス・ケアセンターでボランティア経験のある人々にこの思いを訴え、さらには、南アフリカに宣教師として派遣され、ターミナルケアで多くの患者を看取った故根本昭雄神父(08年2月1日逝去)の意思を継ぎたいと考えていた人たちを集め、企画にこぎつけた。
 実行委員のメンバーは宗教宗派を問わずさまざま。

※フランシス・ケアセンター=ヨハネスブルク周辺の貧困地区の、エイズ末期患者のホスピスケア、感染孤児のケア、感染者のARV治療を無料で行う施設。ニバルレキレ ヨハネスバーグ周辺の貧困地区で、エイズと生きる人々の生活支援と心のケアを行う小山えりこさんら有志による団体。個別ケアと併せて、住民の手によるプロジェクトを支えている。

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