キリスト教文化協会 キリスト教功労者を顕彰 西野和子氏・加藤常昭氏の功績称える 2011年11月5日

 財団法人日本キリスト教文化協会(深町正信理事長)は10月24日、教文館ウェンライト・ホール(東京都中央区)を会場に第42回キリスト教功労者顕彰式を開催した。今回の功労者には西野和子(東京女子大学名誉教授)=写真右、加藤常昭(神学者)=写真左・前列右から2人目=の両氏が選ばれた。

 加藤氏は恩師や家族、これまで説教を聞いてくれた教会員らへの謝意を述べた上で、「いま教会にとって最も大事なものは説教。説教者が力ある言葉で伝えなければ伝道にならない」と、今年24年目を迎える説教塾の働きをアピールした。

 眞田雅子氏(東京女子大学学長)は祝辞の中で、卒業したばかりの教え子に友人として接する西野氏の人柄を紹介した。「穴があったら入りたい」とあいさつした西野氏に対し、「穴があっても入らない人」と加藤氏を評した平野克己氏(日基教団代田教会牧師)は、その類いまれな「強い自我」が教会との結びつきの中から与えられる幸いを感謝し、「加藤先生がおられたから今日の日本の教会があると言っても過言ではない」と語った。

 同賞は日本の伝道、キリスト教教育、社会福祉文化などの分野で功績のあった人を顕彰するもの。1964年の創設から昨年まで167人に授与されてきた。

 

メモ
 西野和子(にしの・かずこ)=1928年生まれ。東洋英和女学院、東京女子大学を経て、53年より米国ミシガン大学、英国ロンドン大学に留学。音声学の権威、ダニエル・ジョーンズ氏に師事。早稲田大学大学院修士課程修了後、東京女子大学で教鞭をとる。日本YWCA理事、日本英文学会評議員、東京女子大学理事、東洋英和女学院理事、同評議員、国際基督教大学評議員を歴任。専門は言語学。日基教団三鷹教会員。

 加藤常昭(かとう・つねあき)=1929年ハルピン生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、東京神学大学大学院修士課程修了。86年まで東京神学大学教授(実践神学)。石川県金沢、東京、鎌倉の日本基督教団諸教会で牧師を務める傍ら、23年間、東京神学大学教授(実践神学)を兼務。その間、津田塾大学講師、ハイデルベルク大学客員教授、国際説教学会会長などを歴任。現在は「説教塾」主宰として、後進の説教者育成に力を注ぐ。 2009年の日本プロテスタント宣教150周年記念大会では、「神の言葉に生かされるキリストのからだ・教会」と題して基調講演を行った。『加藤常昭説教全集』(教文館)、『文学としての説教』(日本基督教団出版局)、『自伝的説教論』(キリスト新聞社)など著訳書多数。

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