「つながりは偶然じゃない」 カイリンさんコンサート 本誌報道を機に実現 2011年11月5日

 YMCA山手学舎、信愛学舎、友愛学舎の三つの学生寮からなる「早稲田学生寮チーム」は、東日本大震災支援プロジェクトの一環として、10月21日、早稲田奉仕園スコットホール(東京都新宿区)で「留学生シンガー・カイリンチャリティーコンサート」を開催した。

 来場者が書いたメッセージカードをシクラメン300鉢に付けて、支援先の岩手県上閉伊郡大槌町浪板に届ける。シクラメンは恵泉園芸センター(同港区)の協力によるもの。

 カイリンさんは「You Raise Me Up」を皮切りに、新曲「ねがい」などアンコールを含め6曲を披露。コンサート後、自身の夢であった「教会で『You Raise Me Up』を歌う」ことが叶った喜びを語った。「朝からずっといい緊張があり、1日中最高の気分でした」

 また、今回のコンサート開催のきっかけが本紙6月18日付の記事であることを受けて「つながりがあって今日のコンサートができて嬉しい。でも、このつながりは偶然ではないと思います。被災地もみんなのつながりできっと元気になれる。がんばれば形になる」と力強く語った。「ねがい」にもそんな気持ちが込められているという。

 早稲田奉仕園の吉田博専務理事は、「最初の歌声を聴いて涙が出た。たくさんのボランティアによって実現したコンサート、浪板の子どもたちを思い出し胸がいっぱいになった」と万感の思いを述べた。来場した早稲田大学の男子学生は、「東京ではなかなか行動できないのでいいチャンスになった」と話し、カードに想いを込めた。

 震災直後から、揃いの青い上着を着て、浪板で支援を続けてきた同チームだが、学生生活の中で現地に出向くことができる時間は限られている。今回は「早稲田の青い人たち」が来ることを心待ちにしている人達のために、学生が1軒1軒訪問しながらシクラメンを届ける予定。11月25日に出発し3日間滞在。恵泉女学園の学生も初めて参加する。

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