新宗連60周年で上田紀行氏講演 東京・渋谷 2011年11月5日

 結成60年を迎えた新日本宗教団体連合会(新宗連、岡野聖法理事長)は10月17日、東京・渋谷の渋谷公会堂で記念集会を開催した=写真。加盟教団などから約1800人が参加。この日、新宗連は2012年4月1日から公益財団法人に移行することが報告された。

 記念講演では上田紀行氏(東京工業大学准教授)が「未来への種をまく宗教」と題して話した。拝金主義が横行する現在の日本を「第三の敗戦」とする上田氏。軍事的な敗戦、バブルによる敗戦を経て、政府が出した政策はますます厳しいものになったと分析。その象徴として、人間に対する〝使い捨て〟をあげた。 

 今後の宗教が果たすべき役割は、「視野の外に押し出されている人々の苦悩にいかに出会えるか、将来世代にいかなる世界を残せるのかという未来的行動」と主張した。

 新宗連は1951年、24教団が参加し、結成。教義も信条も異なるが、協調、連帯を推し進める「宗教協力」という新しい宗教運動を提唱し、実践してきた。仏教、神道、諸教などの団体で構成。52年からは日本宗教連盟の構成団体として、日本キリスト教連合会、教派神道連合会、全日本仏教会、神社本庁とともに協力活動を展開する。

 2001年には「宗教もしもし相談室」を開設。現在は自殺防止センターや弁護士グループと連携しながら約60人のボランティアが交代で宗教に関わる諸問題の相談を受けている。

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