「心の相談室」ラジオと電話で支援 2011年12月25日

 宮城県宗教法人連絡協議会が後援して設立した「心の相談室」(岡部健室長)は、世界宗教者平和会議(WCRP)の支援を受け、10月から宮城、岩手、福島のFM局でラジオ番組「カフェ・デ・モンク」を放送している。
 「カフェ・デ・モンク」は、5月から「心の相談室」が被災地で始めた移動式喫茶の名称。「カフェで文句(を言い合おう!)」とのコンセプトで茶菓を無料で提供し、宗教者たちが傾聴活動を行うというもの。ラジオ版では、活動に賛同する宗教者や医療者など、各界の著名人が登場し、被災者へ「いのちのメッセージ」を届ける。12月24日と31日には、医師の日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)が出演する予定。
 放送は、Datefm(エフエム仙台=77・1MHz/土曜8時~8時25分)、エフエム岩手(76・1MHz/土曜9時~9時25分)、ふくしまFM(81・8MHz/毎週日曜8時~8時25分)の各局。過去の放送は、相談室のサイト(http://www.sal.tohoku.ac.jp/kokoro/)でも聴くことができる。
 「心の相談室」は震災直後、仙台市内の火葬場で僧侶が始めた読経ボランティアを機に、仙台市仏教会と仙台キリスト教連合の協力で発足し、現在は医療者・学者・カウンセラーなどの協力を得て、宮城県宗教法人連絡協議会を後援団体とする宗教者有志の機関として活動を続けている。
 番組では「心の相談室」の存在をアピールしつつ、宗教者による電話相談(℡0120・828・645、毎週日曜・水曜の15時~22時)の告知も行っている。この電話相談には、被災地外からキリスト教カウンセリングセンター(今橋朗理事長)も協力しており、これまでに40件を超える相談が寄せられている。
 仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク(東北ヘルプ)事務局長で、「心の相談室」立ち上げから携わる川上直哉氏(日基教団仙台市民教会牧師)は、「宗教者は、何の根拠がなくても希望を語るべき立場にある。ただ悩みを吐き出してもらうだけでなく、祈りつつ共に歩み、希望を引き出したい」と意気込みを語る。ラジオ番組と電話相談は、1月以降も継続される見通し。

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