宗教改革の記憶〝癒す〟 バチカンとルーテル派 2012年1月21日

 英カトリック週刊誌「タブレット」によると、1517年のマルチン・ルターによる95カ条の提題発表による「分裂」500周年を記念する2017年を目指し、「宗教改革」を論議する合同委員会がバチカン(ローマ教皇庁)とルーテル世界連盟によって結成された。

 キリスト教一致推進評議会委員長のクルト・コッホ枢機卿が明らかにしたもので、論議はすでにバチカンで始められ、両教会の間の「癒し」をもたらす、と同枢機卿は期待している。

 枢機卿はドイツ・テレビとの年末インタビューで、「共同文書では、宗教改革について双方の共通の見解、肯定的、否定的双方のものを表明することになるのは疑いない」と語った。特に「宗教改革の記憶を癒す」ことが主要な目的だと強調している。(CJC)

 

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