各地で教会への攻撃相次ぐ 2012年1月28日

クリスマスに男性刺殺 イスラエル

 イスラエル・テルアビブで、少数派キリスト者の指導者ガビ・カディーズ氏が1月6日、正教会のクリスマスを祝う行進の最中、「クリスマス爺さん」の服装をした男に背中を刺され、即死した。犯人は人ごみに紛れ逃走した。

 カディーズ氏は、ヤッファ地区の正教協会会長。キリスト者はイスラエルでは人口の5%以下だが少数派の中では最大集団を形成している。現場はアラブ人の多いヤッファ地区ではあるが、警察は宗教間の抗争とは見ていない。「クリスマス爺さん」はサンタクロースと同様のものだが、起源は別とされている。

過激派が会堂破壊 タンザニア

 タンザニアのウングジャ島ザンジバル近郊ムトゥファニ・ムウェラで、イスラム教過激派が「アフリカ・ペンテコスタル・エバンジェリカル・フェローシップ」の教会堂2カ所を2011年12月3日夕、破壊した。損害は150万シリング(約71万円)に上る。同教会のユリウス・マコホ牧師が米キリスト教専門「コンパス」通信に語った。

 教会員の1人は匿名で「彼らが『ここには教会はいらない』と叫んでいるのを聞いた」と語っている。犯人は未だ逮捕されていない。

 11月26日には付近のキアンガで、イスラム教過激派100人以上がシロアム教会に「アラーは偉大なり」と叫びながら押し掛け、3時間にわたって施設を破壊した。

 ウングジャ島ほかザンジバル諸島の人口は70万人と推定される中、キリスト教会は60カ所あるが、6月以降、教会襲撃事件が続発している。(CJC)

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