溝部前高松司教 「新求道共同体」に懸念 〝ローマの権威使い圧力〟 2012年2月25日

 カトリック教会高松前司教の溝部脩氏(現名誉司教)が「高松教区の問題とは何であったのか」と題してカトリック新聞2月12日付に寄稿している。具体的には、かつて同教区を揺さぶった「新求道共同体」の活動について触れたもの。

 「エネルギーにあふれたグループであり、最初は高松教区の多くの小教区はそれを喜んで受け入れた」と言う。小教区すなわち各個教会に、このグループの人たちが入って来るにつれ、特に典礼について違和感を覚える人たちが現れたことを指摘、溝部氏は「悪いことにこのグループの司祭たちが入った所では必ずと言っていいほど、祭壇や聖堂の変更を行い、これは伝統を守る人々のひんしゅくを買った」と言う。

 溝部氏は、「新求道共同体」の最大の問題を、独自の典礼をカリスマと取り違えていることと、司教とは別の命令系統を持っていること、と指摘する。「教区で解決する問題を常にローマにかけて、自分たちの主張を実現させるためにローマの権威を使って地方教会に圧迫を加える手法」と言う。

 地方の問題はドグマ(教理)の逸脱がある時を別にして基本的には地方教会が処理するもの、という同氏は、同一趣旨の内容をカトリック通信「UCAN」に英語で寄稿している。

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