米教会協議会 財政難克服へ 2012年6月9日

 米教会協議会は理事会を5月21、22日にシカゴで開催、「経過(インテリム)総幹事」にペグ・バーク氏を21日選出した。同氏は「変革管理」コンサルタントとして知られる。ミネソタ州ミネアポリスの「インテリム・ソリューションズ」社会長兼CEO。同市にあるプリムス・コングリゲーショナル(会衆派)教会会員。

 今年1月にマイケル・キンナモン総幹事が健康上の理由で退任以来、クレア・J・チャプマン副総幹事が暫定総幹事を務めている。

 同氏は、福音ルーテル教会(ELCA)のマーク・S・ハンソン会長を委員長とする選考委員会が提案した。

 「経過総幹事」は18カ月にわたって、「NCCの新しいビジョンと明確な使命を」探る目的で理事会、スタッフと協働する。今回の措置は、収入減に伴う財政難から、理事会が「再検討、再構築」を目指してタスクフォースを組織、経過的なリーダーシップを発揮しようとするためのもの。

 バーク氏は、ミネソタ州を中心に、大学、財団などの財政再建に活躍してきた。

 NCCは、プロテスタント、聖公会、正教会、福音派、アフリカ系アメリカ人教会など37教会が加盟、全米で10万教会、信徒4千万人を擁している。(CJC)

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