クリスタルから クライストへ 2012年6月23日

 米カリフォルニア州ガーデングローブにロバート・H・シュラー牧師が建設した「メガチャーチ」のガーデングローブ・コミュニティ教会。著名な建築家フィリップ・ジョンソンが総ガラス貼りにしたことから「クリスタル・カテドラル」と呼ばれていたが、これからは「クライスト・カテドラル」と名乗ることになった。

 シュラー氏は、テレビ伝道にも乗り出し、一時は信徒7千人を擁していたが、同氏の引退後、一家の内紛が表面化し会員減少につながった。最初は息子ロバート氏が後継者となったが、父親と意見が対立、2008年に退陣、息女シェイラ・シュラー・コールマン牧師が主宰者となった。

 宣教活動の主体となったテレビ番組「力の時」の負担が大きく、献金減少もあり、負債が5千万ドル(約40億円)を超え、支払いも滞り、10年に連邦破産法第11章の適用を申請した。

 シェイラ牧師は、教会が公表した声明で、「景気退行のため収入が予想外に急減、支出削減が間に合わなかった」と述べていた。

 「クリスタル・カテドラル」は売却されることになり、キリスト教系のチャプマン大学も買収に名乗りを上げたが、最終的にカトリック教会オレンジ教区が5750万ドル(約46億円)で入手したもの。

 同教区のトッド・D・ブラウン司教は6月9日、改称を発表、同教会主任代理(エピスコパル・ビカー)にクリストファー・H・スミス神父を任命した。

 カトリック聖堂への改装は13年7月から1年近く掛けて実施する予定。(CJC)

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