ベルリン国立美術館展開催 2012年6月23日

 国立西洋美術館(東京・上野公園)は、6月13日から「ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」を開催する。都市そのものが巨大な美術館地域ともいえるベルリンでは1989年、「壁」が崩壊したことで、美術コレクションも徐々に統一されていった。世界遺産に登録された博物館島を中心に15の美術館からなるベルリン国立美術館群は、人類70万年の歴史に及ぶ文化財を所蔵している。

 本展では、その中でも絵画館、ボーデ美術館、素描版画館からのコレクションにより、15世紀から18世紀までの400年にわたるヨーロッパ美術の歴史を、絵画、彫刻、素描作品107点を通じて紹介する。

 14、15世紀はさまざまな対立の時代であった。ローマ教皇庁に対するルターの宗教改革や、カトリック側の対抗宗教改革、日常生活にも影響を与えた新しい科学と宗教観の対立などを追っていく〈15世紀 宗教と日常生活〉や、ルターの肖像=写真=も登場する〈15-16世紀 魅惑の肖像画〉の章はキリスト者にとっても興味深いだろう。

 さらに初来日となるフェルメールの《真珠の首飾りの少女》も登場する。光の天才画家フェルメールの数少ない作品の中でも傑作の呼び声が高い名品だ。
※読者プレゼント 本展のペアチケットを5組の方にプレゼント。ご希望の方は、お名前、ご住所、電話番号、年齢、所属教会をお書きの上、shimbunhenshubu@kirishin.com へメールをお願いします。当選者は発送をもってかえさせていただきます。

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