イエスの友会夏期聖修会 「元気になる教会形成こそ」 遠藤正一氏 2012年8月11日

 イエスの友会(鈴木武仁会長)は7月24日から26日、第87回夏期聖修会を、関西セミナーハウス(京都市左京区)で開催し、80人が参加した。主題「日本宣教史の賀川豊彦の位置づけ」として、同志社大学神学部教授の原誠氏が講演した。今回の聖修会は信徒の立場から遠藤正一氏(日本ロングライフホールディング株式会社代表取締役社長=写真左)、杣浩二氏(神戸平和研究所理事長・株式会社サンビルダー代表取締役社長=写真右)の2人の実業家からの発題があった。

       

 原氏は内村鑑三や、新島譲、新渡戸稲造を日本宣教史の第一世代と位置付け、賀川豊彦を第二世代であるとし、賀川はキリスト教に明確に依拠しながら社会的実践をしたこと、さらにイエスの活動は十字架の道、その死は贖罪であったとして、神と人とを結ぶ福音主義に立ち、農民運動や学校、そして生活協同組合活動に至ったとした。

 社会福祉の分野で初めて株式を上場した会社の創業者である遠藤氏は、現代の社会福祉の在り方について事例を紹介しながら「高齢者を子ども扱いにしがちなケアーに、高齢者の尊厳が傷付けられている。高齢者を社会的弱者の視点から捉えがちな現代の福祉に大きな質的問題点がある」と話し、国内で運営している20カ所のホームでは地域の牧師にチャプレンを依頼、毎週、3、4百人出席の礼拝をささげていることを紹介し、「今こそ教会は肩の力を抜いて、嬉しい所、行って楽しい教会、元気になる教会形成が必要ではないか。頑張っている限りしんどい。頑張るな、にこにこしている方が力が出る。緊張していると力が出ない」と熱く語った。

 杣氏は、事業家として関りのあるキデオンの聖書が目の前で捨てられている現状を憂い、何とかして聖書の神を日本人に分かり易く伝える方法はないだろうかとの思いから研究をして行くうちに「日本古来の神とイスラエルの神とは、つながっているのではないか」との考えに至り『日本古来の神仏は「イスラエルの神」』、などを著した。「ユダヤ人も気づかず、知らなかったような、今までの歴史を覆す重要な発見が見られる」との評価で、イスラエル国立アリエール大学から博士号を授与されることになったと話す。参加者は同氏の引率で、キリスト教の影響が濃いとされる広隆寺などを探索した。

 聖修会では、日本福音学校の付属として今年4月に発足した日本クリスチャン音楽大学(アメリカ・ベルナルド大学より学位授与)の学長、姜春東氏が指揮するクリスチャンクワイヤー・シモンコーラス25名が賛美を奉げた。同コーラスは韓国エキスポで奉仕をすると言う。また平山武秀氏(日本福音学校大阪校校長)の聖書講義、漫画牧師の春名康範氏の奨励があった。

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