恒久平和の実現に向けて 政府主催 全国戦没者追悼式 2012年9月1日

 敗戦から67年を迎えた8月15日、政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館(東京都千代田区)で行われた。先の大戦で犠牲となった約310万人(軍人軍属約230万人、民間人約80万人)を慰霊する式典に、全国の遺族、天皇皇后両陛下、野田佳彦首相ら5850人が参列した。

 主催者代表の野田総理大臣は「先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省し、犠牲となられた方々とその遺族に、謹んで哀悼の意を表します」「わが国の安定と発展を願い続けた戦没者のためにも、わたしたちは、東日本大震災からの復興を通じた日本再生という使命を果たしていかなければなりません」と式辞を述べた。

 正午に参列者全員で1分間の黙祷をささげた。横路孝弘衆院議長は、追悼の辞で、広島、長崎、第五福竜丸の被曝に触れ、「身をもって核の恐ろしさを知ったはずであるにもかかわらず、いつしか原子力の安全性を十分問わないままに依存してきたことを深く反省し、その上で、中長期的な視点に立って原発からの脱却も含めてエネルギー政策の転換を図っていく必要があります」と訴えた。また、日本国憲法の平和の理念を心に刻み、恒久平和の実現に向けて引き続き全力を傾けて取り組んでいくことを述べた。

 遺族の高齢化が進み、参列した遺族の69%が70歳以上となっている。参列した遺族のうち最高齢は、フィリピン・ルソン島で夫を亡くした島倉ふみさん(98歳)。また最年少は、戦没者のひ孫にあたる4歳の双子の黒澤大翔さん、優翔さん。

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