宮古市で篠塚和典氏の野球教室 チャイルド・ファンド・ジャパン協力 2012年9月1日

 岩手県大船渡市を拠点に東日本大震災の緊急復興支援事業を実施しているNPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン(深町正信理事長)は、7月31日、元読売巨人軍コーチの篠塚和典氏らが指導する野球教室の開催に協力した。野球教室は、同県宮古市の田老第一中学校グランドで行われ、宮古市内公立中学校8校から生徒165人が集った。

 篠塚氏が野球教室を開催したのは昨年に続き2度目。昨年は大船渡市で開催したが、建物の7割が流された宮古市田老地区では、野球教室の開催場所が確保できず、慰問のみとされた。

 篠塚氏は、国内外の子供たちを支援するため、「スマイリング・パートナーズ・チャリティゴルフ大会実行委員会」を立ち上げ、チャリティゴルフ大会を毎年開催している。国外では、チャイルド・ファンド・ジャパンを通して、フィリピンとネパールで生活する25人の子供たちを継続的に支援していることもあり、チャイルド・ファンド・ジャパンの職員が実行委員会に委員として加わっている。そうしたことから、野球教室の開催に至った。

チャイルド・ファンド・ジャパン=第二次世界大戦後、米国の民間団体CCF(Christian Children’s Fund:キリスト教児童基金)が日本の戦災孤児への支援を始め、この支援の受け入れ母体としてチャイルド・ファンド・ジャパンの前身が設立された。CCFは延べ8万6千人の日本の子供を支援し、活動を終了した。CCFから日本に受けた恩恵を、日本から支援を必要としているアジアの国々へ返そうと、チャイルド・ファンド・ジャパンは36年間東京都杉並区善福寺を拠点に国際協力活動を続けている。

 

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