信仰と愛、受け継いで 「カトリック生活」1000号 2012年10月6日

 ドン・ボスコ社の発行する月刊誌「カトリック生活」(関谷義樹編集長)が通算1000号を迎えたことを記念し、9月8日、カトリック碑文谷教会(東京都目黒区)で感謝ミサが行われた。東京教区の岡田武夫大司教のほか、執筆者や出版に携わる司祭など15人が共同司式。関係者ら約200人が参列した。

 同誌は1928年5月、チマッティ神父ほか6人の宣教師によって始められ、戦争で中断を余儀なくされたものの、戦後3カ月で「からしだね」として再開、52年から現在の「カトリック生活」に改称した。当初は、サレジオ会が担当した大分・宮崎県の信者を対象とした機関誌だったが、サレジオ会が東京やその他の地域に事業を拡大するにあたって読者対象が増え、現在のような全国誌となった。

 ミサの説教で岡田氏は、「すべての人に福音を宣べ伝えなさい」というイエスの命令を受けた弟子たちが、初めから確かな信仰を持っていたわけではないことに触れ、「わたしたちが受け継いだ信仰を、この地でもしっかりと続けていこう。より強く、より深い信仰にしていただけるよう『弱いわたしを助けてください』と祈ろう。宣べ伝えられた福音を、もっとよく読むようにしよう」と呼び掛けた。

 前編集長で現サレジオ会管区長のチプリアニ神父は、「歴代の編集長は聖体への愛、聖母マリアへの愛、人々への愛を受け継いできた。信仰の芽生えに『カトリック生活』が役に立てたらうれしい。これからも教会、社会の中で、使命を果たしていくことができるよう祈ってください」と訴えた。

 編集長の関谷氏は、「扶助者聖母マリアの記念日に始まった『カトリック生活』が、聖マリア誕生の祝日に1000号を迎えることができたのは、聖母マリアの助けによるもの」と謝意を表し、聖ヨハネ・ボスコがサレジオ会員に向けて語った次のような言葉で締めくくった。「神のみ栄えと人々の霊魂の救いとなる手段の中で、わたしが切に勧めたいのは、よい書物の普及です。わたしは、ためらいなく、この手段を〝神的なもの〟と呼びます。よい書物によって、どれほど多くの人が救われ、また、迷いから立ち帰ったり、善の励ましを受けたりしたことでしょう」

 ミサ終了後には、サレジオ幼稚園のホールで祝賀会が行われ、参加した信徒らは同誌のバックナンバーや歴史を振り返る展示物に見入っていた。

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