キリスト生誕の地でクリスマス ベツレヘムに1万人訪れる 2013年1月19日

 イエス・キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベツレヘムには、クリスマスを祝おうと世界各地から大勢の人々が訪れた。海外からの巡礼や観光客は1万人を越え、ホテルは満員。

 聖誕教会前の馬小屋広場には、キリスト者とイスラム教徒が混じるパレスチナ住民や、エルサレムからやって来た多数の巡礼が詰めかけ12月24日は早くから満員状況。ミュージシャンや聖歌隊が野外ステージで演奏、群衆を楽しませた。

 同日深夜から25日未明にかけて、恒例のクリスマス・ミサが行われた。聖誕教会に隣接する聖カテリナ教会で24日夜行われたミサには、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領も参列した。

 カトリック教会のフォアド・トワル・ラテン典礼総大司教は、「聖地における正義と平和によってのみ、中東および世界の均衡と安定を再び実現できる」と述べ、中東や世界の平和実現を願い、祈りをささげた。同司教は、ミサに先だって、真の自由への道は依然長いが「主キリストの生誕とパレスチナ国家の誕生」を祝う今年のクリスマスは二重の喜びだと語っている。

 パレスチナは2011年10月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に正式加盟した。そして12年6月には、聖カテリナ教会に隣接する聖誕教会と巡礼の道がパレスチナ初の世界遺産に登録され、11月には、国連のオブザーバー資格を「国家」に格上げする総会決議が採択されるなど、記念すべき年となった。(CJC)

 

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