◇「いのフェス」関西でも開催へ◇ 楽しく「宗教」に触れる機会に 2013年2月2日

 昨年、一昨年と続けて都内の展示場で開催された教会関係者向けフリーマーケット「いのり☆フェスティバル」(略称=いのフェス)が、東京以外でも開催してほしいとの要望を受け、今月初めて関西で開かれる。有志による実行委員会が主催し、非信徒を含めて教派を超えた「草の根」のフラットなつながりを作ろうというもの。

 2月18~19日に行われる関西学院神学部(水野隆一学部長)の神学セミナー(主題「若者とキリスト教」)にあわせて、19日の午後4時半から開幕。会場は日基教団東梅田教会(大阪市北区)。キリスト新聞社、女子パウロ会のほか、独自に創作活動をするクリエイターやアーティストらが出展を予定している。

 同会場の一角では、神父と僧侶を招いた鼎談企画「カミとホトケと、時々、オタク」も開催され、ユーストリームで中継、配信される。前回、評論家の岡田斗司夫さんを招いて行われた鼎談の第2弾。

 ゲストはカトリック司祭の片柳弘史さんと、浄土宗龍岸寺副住職の池口龍法さん。日ごろからSNSを駆使し、「デジタル大陸の宣教師」を自負する片柳さんは、「ローマ法王でさえツイッターでつぶやくこの時代。あらゆる隔たりの壁を越えてつながっていきたいと思います。真理に至る道が一つならば、旅人たちは必ず途中で出会うでしょう」とコメントを寄せている。2009年から「フリースタイルな僧侶たち」と題するフリーペーパーを発行している池口さんは、「鼎談させていただく以上、仏教界を背負ってスリリングな瞬間をクリエイトしたい」と意気込みを語る。

 前回に引き続き司会を務める波勢邦生さん(キリスト教ネットメディア研究会発起人)は、「デジタルネイティブ世代に対して、楽しく『宗教』に触れる機会になってほしい。この国で人々の心に寄り添ってきた仏教と深い伝統を持つカトリックから、学べるだけ学びたい。まったくの他者同士が集まって生まれるおもしろさを見に来てください」と参加を呼びかけている。

 入場は無料。ブース1コマ3千円/半コマ1500円での出展も受け付けている。詳しくは公式サイト「いのフェス・com」(http://www.inofest.com)、問合せは同実行委員会(Eメール inofeskansai@gmail.com)まで。

 

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