聖学院 『神のみくらに玉と輝け』追補版発行 中川咲子氏の思い出つづる 2013年2月9日

 学校法人聖学院(東京都北区、阿久戸光晴理事長)は、同幼稚園が昨年創立100周年を迎えたことを記念し、2010年刊行の『神のみくらに玉と輝け――愛と祈りの教育者 中川咲子の物語』(取材・文=石渡秋、聖学院広報センター編)の追補版=写真=を発行した。

 『神のみくらに玉と輝け』は、聖学院幼稚園の前身である中里幼稚園において大正末期から昭和初期にかけて主任保母を務め、園児やその家族にキリスト教精神による影響を与えた中川咲子氏の功績と生涯をつづったもの。

 追補版には、1923年に同園を卒園した秋山憲兄氏(新教出版社元会長)を始め、中川氏が寮監として生活指導にあたった東洋英和女学院青楓寮の元寮生4人や、古屋安雄氏(聖学院大学大学院教授)への取材記事が掲載されている。

 秋山氏は、元聖学院幼稚園園長の鈴木健一氏が中川氏の人物像について紹介した本紙記事(2010年10月16日付)を読んだことがきっかけで、同書の刊行を知ったという。「中川先生は優しくて、お話が上手でしたね。声は低めで、ゆっくり話すし、いつも黒い和服姿でした」と、追補版の中で当時を回想している。

 追補版は100円。本誌『神のみくらに玉と輝け』は2千円。本誌購入の場合、追補版は無料。申込は、聖学院大学広報戦略室(℡048・780・1707、FAX048・725・6891、Eメール=pru@seig.ac.jp)まで。

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