「いのり☆フェスティバル」関西 〝仏教もキリスト教も思いは同じ〟 2013年3月16日

 昨年、一昨年と続けて都内で開催された教会関係者向けフリーマーケット「いのり☆フェスティバル」(略称=いのフェス)が初めて関西でも開催され、仏教関係者も含め約170人が来場した(同実行委員会主催)。会場となった日基教団東梅田教会(大阪市北区)のロビーは、平日にもかかわらず午後4時半の開場と同時に大勢の参加者であふれた。

 今回、ブースを出展したのは女子パウロ会、キリスト新聞社、関西学院大学神学部有志、ゴスペル・ライト・ストア、映画「わすれないふくしま」制作委員会、神戸・キリスト教超教派青年の集い、「フリースタイルな僧侶たち」のほか、独自に創作活動をするアーティストら。

 「フリースタイルな僧侶たち」に連れられてゆるキャラの「ぽ~ろ」くんが会場に現れると、関西学院大学神学部の神学生が扮した「ゴリアト」と腕相撲で対決するという飛び入り企画も催され、場内を沸かせた。

 メイン企画である鼎談「カミとホトケと、時々、オタクⅡ」では、カトリック司祭の片柳弘史さんと、浄土宗龍岸寺副住職の池口龍法さん(「フリースタイルな僧侶たち」代表)を迎え、波勢邦生さん(キリスト教ネットメディア研究会発起人)による司会のもと、キリスト教と仏教、カトリックとプロテスタントの違いや類似点などについて縦横に語り合った。

 直前に発表された教皇の退位について問われると片柳さんは、「バチカンのアカウントがハッキングされたと思った。わたしたちも寝耳に水でびっくりした」と告白。「ディズニーランド」と宗教の構造的な相違について池口さんは「本質的には近いかもしれない。お寺ももっとテーマパークから学ぶべき点がある」と持論を述べた。

 また、来場者からの質問に答えるコーナーでは、「仏教徒も天国に行けるのか」「なぜ宗教は複数あるのか」などの疑問が出され、ゲストがそれぞれの立場から率直に応答していた。

 鼎談の様子はニコニコ動画、ユーストリームでも配信され、約100人がリアルタイムで視聴。録画の映像は公式サイト「いのフェス・com」(http://www.inofest.com)でも見ることができる。

 鼎談を終えた両氏は、「お寺にだけこもっていたらこんな出会いは得られなかった。これからも新しい仏教のあり方を模索していきたい」(池口)、「若いお坊さんたちが本気でがんばっている姿に刺激を受けて、励まされた。方法や言葉は違うが、苦しんでいる人々の心に寄り添いたい、自分たちに伝えられた救いの知恵を人々に伝えたいという思いは仏教もキリスト教もまったく同じ」(片柳)と感想を語った。

 実行委員会では、今秋開催予定の「いのり☆フェスティバル2013」に加えて、今後も要望に応じて全国各地で開催していきたいと意気込んでいる。問合せは同実行委員会(Eメール inofest@gmail.com)まで。

 

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