教皇フランシスコ着座式 各派と諸宗教代表者にあいさつ 2013年4月6日

 教皇フランシスコの教皇職開始を記念するミサが3月19日バチカン(ローマ教皇庁)で行われた。サンピエトロ広場一帯は着座式を共に祝おうとする約20万人の信者で一杯になった。

 ミサには130カ国以上の使節が参加した。国家元首を派遣した国は31カ国、6カ国の君主、3カ国の皇太子、11カ国の首相をはじめ、各国の閣僚や大使などが参列した。日本からは安倍晋三首相の特使として、森喜朗元首相が出席した。キリスト教各派や、ユダヤ教、イスラム教、仏教など諸宗教の代表者も多く参加した。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、ミサの説教で、教皇は「保護者・守る人」としての聖ヨゼフの召命について、神に耳を傾け、神の御旨に忠実な聖ヨゼフ、託された人を守り、出来事を読み取り、賢明な判断ができる聖ヨゼフに、神の召し出しに答えるということはどういうことかを学ぶよう、また「キリストをわたしたちの生活の中で守る」というキリスト者の召命を生きるよう、すべての信者を励ました。

 教皇は「守る」という召命は、キリスト者に留まらず、人類全体に関わるものと述べ、美しい自然、自分たちが生活する環境を守り、お年寄り、子どもたち、弱い立場にある人々など、すべての人間を守ることの大切さを強調した。

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 教皇フランシスコは教皇職開始ミサに参列したキリスト教各派、諸宗教の代表者らと3月20日、バチカン宮殿のクレメンスの間で会見した。席上、東方正教会のエキュメニカル総主教バルトロメオ1世が代表して挨拶した。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇はまず各派代表者たちに、ベネディクト16世が開催した「信仰年」にあたり、イエス・キリストとの絆を深めると共に、「すべての人を一つにしてください」というイエスの最後の晩餐の祈りに心を合わせ、神から与えられた信仰を言葉と行いを通して忠実に生きることで一致への道を進んでいきたいと述べた。

 さらに教皇は、諸宗教を代表するすべての人々に、世界と全被造物の保護、貧しく、弱く、苦しむ人々への奉仕、正義・平和・和解への貢献、そして無限者に対する渇きを人々の中に生き生きと保つことへの、共通の責任を呼びかけた。

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