4月に名古屋、東京、福岡で 「ナパーム弾の少女」が来日講演 西南学院東京オフィス開設記念 2013年4月6日

 西南学院(福岡市早良区、G・W・バークレー院長)は、「ベトナム戦争時のナパーム弾の少女」として知られ、キリスト者として世界平和や反戦のために活動しているファン・ティー・キム・フックさんを招き、名古屋、東京、福岡の3会場で講演会を開催する。

 1973年にピューリッツァー賞を獲得した写真「戦争の恐怖」。ベトナムでの空襲から逃げてくる子どもたちをAP通信のニック・ウト氏が撮影したもので、火のついた衣服を脱ぎ捨てて逃げる中央の少女が、当時9歳のキム・フックさんだ。

 重度の火傷から奇跡的に助かったキム・フックさんは、19歳の時に聖書に出会い、キリスト者となった。その後、ベトナム政府の広告塔として政治利用されることに納得できず、カナダに亡命。97年にユネスコの親善大使に任命され、世界で講演を行う傍ら、キム財団を設立し、戦争や紛争で犠牲になった子どもたちを救済する活動を続けている。

 同学院は、2016年の創立100周年記念事業の一つとして今年1月、東京駅近くのサピアタワー10階に東京オフィスを開設した。今回の講演会はこれを記念したもの。

 講演会は、4月13日にウインクあいち(名古屋市中村区)、15日にサピアタワー(東京都千代田区)、18日に西南学院大学チャペル(福岡市早良区)で、いずれも午後7時から開催される。参加費千円。申し込みは、西南学院大学ホームページ(http://www.seinan-gu.ac.jp/)から。問合せは、キャンパスサポート西南(℡092・823・3576)まで。

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