〝キリストはわたしたちの平和〟 教皇が復活祭メッセージ 2013年4月13日

復活祭(イースター)前夜の3月30日、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂で、「復活徹夜祭」を行った教皇フランシスコは、一夜明けた31日朝、「復活の主日のミサ」をサンピエトロ広場で捧げた。

 教皇は、朝のミサに続き、正午に「ウルビ・エト・オルビ(ローマと世界に向けた教皇の祝福とメッセージ)」を大聖堂の中央バルコニーから送った。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコの復活祭メッセージは要旨次の通り。

     ◇

 キリストの復活の恵みを受け入れましょう! 神の慈しみに新たにされ、イエスに愛されながら、その愛の力にわたしたちの生活をも変容させましょう。そして、復活のイエスに願いましょう。死を命に、憎しみを愛に、復讐を赦しに、戦争を平和に変えることができますようにと。そうです。キリストはわたしたちの平和です。キリストを通してわたしたちは全世界の平和を祈り求めるのです。

 中東に平和を。特に和平の道を模索するイスラエルとパレスチナ間で、いまや長く続きすぎた闘争に終止符を打つための勇気と取り組みの姿勢を当事者たちが取り戻しますように。

 いまだ血なまぐさい闘争の舞台であり続けるアフリカに平和を。多くの人々が自分の家を離れ、まだ恐怖の中に暮らしています。

 アジアに平和がありますように。特に朝鮮半島で、不一致を乗り越え、刷新した和解の精神を再び育むことができますように。

 安易な利益を求める人々の強欲によって分裂し、人間の命と家族を脅かす利己主義によって傷ついた世界に平和がありますように。人を物のように扱うエゴイズムは、現代世界に最も広がった奴隷制です。

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、そしてローマや世界でわたしに耳を傾けているすべての皆さんに、詩編の言葉をおくります。「恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。イスラエルは言え。慈しみはとこしえに」。

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 教皇はこのメッセージの後、聖ペトロ広場に集った巡礼者たちと、テレビやラジオ等の中継を通して参加している人々に、「復活されたキリストが皆さんと全人類を、正義と愛と平和の道のりにおいて導いてくださるように」と挨拶した。(CJC)

 

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