創建当時の姿よみがえる 同志社礼拝堂の改修完了 2013年4月13日

 同志社大学(村田晃嗣学長)今出川キャンパス(京都市上京区)では、昨年5月から22年ぶりに改修を行っていた同志社礼拝堂の工事が完了し、礼拝堂内部が創建当時の姿によみがえった。創立者新島襄は、127年前に建てられたこの礼拝堂を、「同志社の精神」と位置づけていた。

 4月からは大学礼拝の「チャペル・アワー」や講演会、卒業生の結婚式などに使用する。月曜から木曜日のランチタイムは「メディテーション・アワー」として、一般にも公開し、オルガン演奏に耳を傾けるひと時をもつ(4月8日開始。12時半~午後1時15分)。

 同志社礼拝堂は、アメリカン・ボード(海外伝道団体)が日本に派遣した最初の宣教師であるD・C・グリーンの設計により1886年に建てられた。同志社で2番目の煉瓦建築で、現存するプロテスタント教会としては日本最古の煉瓦造チャペル。1963年に国の重要文化財に指定された。正面中央に円形のバラ窓、左右にアーチ窓を設け、その前に屋根と尖りアーチの入り口を持ち、ゴシック建築の特徴が出ている。

 内部はプロテスタントの会堂らしい質素な造りで、窓は木枠組に色ガラスを入れてステンドグラスを模す。東西の煙突は、かつて地下室のストーブで暖をとる時に使用された。

 

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