2013年度テンプルトン賞 デズモンド・ツツ氏 2013年4月20日

 宗教関係の理解推進に貢献した人に贈られるテンプルトン賞が2013年度は、南ア聖公会ケープタウン大主教デズモンド・ツツ氏(81)=写真=に決まった。ツツ氏は生涯をかけて愛と寛容の精神的基本原則を前進させ、世界中の人々を自由にすることに貢献したという。

 賞金は110万英ポンド(約1億6千万円)で、個人を対象にした単年度の賞金としては世界最高。

 テンプルトン賞はこれまで第1回のマザー・テレサを始め42人が受賞している。昨年の受賞者はチベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマ。授賞式は5月21日に、ロンドンで行われる。

 ツツ氏は1970年代、80年代、南アのアパルトヘイト(人種隔離)政策反対運動を主導した。受賞について、「群衆の中から立ち上がるとき、たいていの場合、周囲の人々に推されるからだ。私を指導者として受け入れてくれた南アの人々に感謝したい。その人々の代表として受賞する」と語っている。

 1984年にはノーベル平和賞を受賞している。

 テンプルトン賞は1972年、世界的な投資家で慈善活動家でもあった故ジョン・テンプルトン氏によって設立された。(CJC)

 

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