『こどもさんびか改訂版』10周年 子どもと大人一緒に教会の暦たどる礼拝 2013年4月27日

 『こどもさんびか改訂版』(日本キリスト教団出版局)の刊行10周年を記念する礼拝が4月13日、日基教団早稲田奉仕園スコットホール(東京都新宿区)で行われた。

 飯塚拓也(竜ケ崎教会牧師)、古賀博(早稲田教会牧師)、真壁巌(相愛教会牧師)、吉岡光人(吉祥寺教会牧師)の4氏がチャプレンを務め、飯靖子氏(霊南坂教会オルガニスト)による奏楽のもと、子どもや保護者、教会学校の担当者など、約120人がともに賛美をささげた。

 礼拝は、教会の1年の暦を聖書と『こどもさんびか改訂版』でたどる内容。各場面での聖書朗読や、ろうそくの消灯・点灯などの役割を子どもたちが分担した。

 「ペンテコステ」では、出席者があらかじめ鳩の形の画用紙に自分の名前を書き、天井から吊るす演出も行われた。古賀氏がメッセージを担当し、「わたしたちに新しいいのちを与え、勇気を与え、迷いや惑いの中から新たな一歩を踏み出していくことができる。そのようにわたしたちの背中をそっと、力強く押してくれる風がある。この聖霊の一陣の風が今もわたしたちの周りに吹いていることを豊かに証ししているのがペンテコステという出来事」と話した。

 「平和聖日」では、140番「みんなでへいわを」を歌い、「平和」を意味する各国の言葉を、大人と子どもに分かれて交互に合唱。「収穫感謝」では、101番「はたけにおやさい」を歌う中、代表者3人が野菜や果物を壇上にささげた。

 最後に、34番「キリストの平和」を歌い、会衆同士で握手しながら「主の平和」とあいさつ。133番「あるこう みんなともに」に合わせて全員でマラカスを振りつつ退堂。にぎやかな礼拝となった。

 今回行われた内容を含む礼拝アイデア集『みんなで礼拝!「こどもさんびか改定版」を用いて』(仮題)は8月に同出版局から刊行予定。

【メモ】
 『こどもさんびか改訂版』=2002年12月刊行。『こどもさんびか』(1966年)、『こどもさんびか2』(83年)、『こどもさんびか(合本)』(87年)に続く改訂。「現代の子どもたちの視点に立つ、子どもと大人が共に行う礼拝も視点に置く」との考えに基づき、『讃美歌21』(97年)との相互関連性を考慮。『聖書新共同訳』(日本聖書協会)に準拠した言葉を使用した。収録曲は、『こどもさんびか(合本)』から50%、『讃美歌21』から30%、新しい賛美歌20%の割合で、全140曲収録。10年間で約10万冊が印刷された。

 

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