救世軍に厚労省が感謝状 東日本大震災の支援活動 2013年5月18日

 宗教法人救世軍は、東日本大震災に関する支援活動に対し、厚生労働大臣から感謝状が贈られた。4月25日、宮城県庁(仙台市青葉区)で伝達式が行われ、宮城県保健福祉部長の岡部亨氏から救世軍震災支援事務局の石坂臣司少佐に感謝状が授与された。宮城県での同伝達式には、関係団体・企業116団体のうち62団体が出席した。

 救世軍は、2月13日、陸前高田市の要請を受けて、同市内全小学校と中学校に、寝袋(1600個)を救世軍から提供することになった。2月6日に起きたソロモン地震による津波警報が同市で出された時、実際に避難して一晩学校で過ごした人々に対する備品が十分ではなかったことから、救世軍に要請依頼があった。

 さらに5月9日、南三陸町にポータルセンター(仮設大型テント・多目的ホール)の起工式が行われた。この建設・移設に関わる費用の支援は、SAWSO(ソーソー)米国救世軍が行った。

 救世軍はこれまでも、宮城県知事、宮城県警察本部長、宮城県漁業協同組合、女川町商工会から感謝状を授与されている。

 東日本大震災に関連し、救世軍がこれまで行ってきた復興支援は、漁船30隻と漁場監視船兼急病人搬送船1隻、仮設商店街建設支援(大船渡、南三陸、女川)、南三陸漁協(作業用トラック4台、大型テント10張ほか)。

 緊急支援は、岩手、宮城、福島3県での給食支援1万7350食(震災直後から2012年12月まで)、飲料水3万4千本、毛布4500枚、長靴550足、熱中症対策のための扇風機1600台(避難所用)、大型温湿度計(300台)、大型冷蔵庫2台。

 生活支援としては、通勤通学用自転車324台、宮城県、福島県のみなし仮設住宅へ暖房器具提供など。

 これらの支援に要した費用は約8億円。そのうち約2300万円は国内からで、それ以外は海外の救世軍を通しての寄付金によるもの。

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