キリスト教書評誌「本のひろば」（月刊）を発行する一般財団法人キリスト教文書センター（本村利春代表理事）が、５月１日付の特別号として「私たちの死と葬儀――キリスト教の視点から」＝写真＝を刊行した（Ａ５判32頁）。全国のキリスト教書店などで頒布される。

　執筆したのは、死生学を専門とする石井基夫氏（ルーテル学院大学教授）。日本人の死生観とキリスト教信仰における死の捉え方の違い、キリスト教葬儀の意味などをめぐり、豊富な参考書の紹介も交えて４章にわたり解説。ケーススタディ「こんなとき、どうする？」では、実際の葬儀で起こり得る疑問について答えている。

　同センターはこれまで、「本を読もう」「キリスト教書『私が選んだ３冊』」「読書会はおもしろい！らしい」を刊行し、キリスト教書の普及、読書活動の奨励に寄与してきた。今回これに続く企画として、教会員の高齢化に伴い、死と葬儀について基礎知識を共有したいとの要請に応える形で、このテーマが選ばれた。

　問合せは同センター（℡03・３２６０・６５２０）まで。