聖公会出版『日本版インタープリテイション』 月本昭男氏ら総合監修 2013年7月6日

 北米で60年以上の歴史をもち、聖職者や、聖書や神学に関心をもつ一般信徒を読者に想定した季刊誌『インタープリテイション』。同誌日本語版は2011年7月の第80号を最後に発行が止まっていたが、このほど聖公会出版が新たに刊行事業を引き継ぎ、『日本版インタープリテイション』として再スタートした。最新刊第81号「ほかに神があってはならない」=写真=では、偶像崇拝批判をテーマとしている。定価2100円(税込み)。

 総合監修は、月本昭男(立教大教授)、大貫隆(東大名誉教授)、西原廉太(立教大教授)の3氏が行う。翻訳には日本聖書学研究所、立教大、聖公会神学院、ウィリアムス神学館などに属する牧師や研究者があたる。 

 各号は、聖書学、神学、キリスト教思想・文化、牧会、宣教などから特集テーマが選ばれる。毎号四つの主要論文に加えて、特定の聖書の章句に関する釈義を三つ収録する。

 聖公会出版では現在、予約購読者、継続購読者を募集している。

【メモ】
 季刊誌『インタープリテイション』=米バージニア州リッチモンドの「ユニオン神学校」発行。1947年1月創刊。主に英語圏で聖書学の第一線に立つ研究者が、世界の学界動向、新しい研究成果を一般読者に伝えることを使命とした。

 同誌日本語版は、1990年1月、新井明氏(日本女子大教授、当時)監修のもと、ATD・NTD聖書註解刊行会から発行されていたが、関係者の高齢化などから、2011年7月の第80号を最後に発行が停止していた。

 

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