ヒロシマの悲劇伝える 牧師・写真家の高塚陽一氏 「川の記憶」写真展を東京で開催 2013年7月20日

 牧会の傍ら写真家として作品を発表している高塚陽一氏(日基教団相武台教会牧師・神奈川県相模原市)=写真=の写真展「川の記憶~ヒロシマ 今も忘れない~」が8月3日から同13日まで、コニカミノルタプラザ、ギャラリーB(東京都新宿区新宿・新宿高野ビル4F)で開催される。

 高橋氏は「ひろしま」の日常の素顔を2004年から撮り始め、これまでに個展、「光と影の軌跡 60年目のひろしま」(2005年)、「過ぎ去りゆく時 ひろしま~被爆建造物のいま~」(2009年)を開催している。前回の個展開催時に「私たちの信仰は、2千年前のあの十字架を今の出来事として、常に新しく受け止めている。

 ひろしまの人々にとっても、あの日の惨劇は決して60年前の過去の出来事ではなかった。今の出来事として、日々新たに受け止め直していた。被爆建造物を取材したのは、ひろしまの人々の祈りが日常の中にあるように、被爆建造物も、決して日常から切り離せぬ一部となって存在している」と語った。

 高橋氏は写真家の児島昭雄氏に師事、同志社大学神学部を卒業し写真事務所に勤務、商業写真のカメラマンになったが写真事務所を止め、東京神学大学に進み牧師になった。写真家として今回のテーマ、川の記憶に至るまでについて「牧師になってからまた写真との再開があり、キリストを証しするという思いでは一貫性があります。説教もむろんそうですが写真にもその可能性があるのではないか。写真を撮るのは人間の技だが、神さまは写真で何かを教えてくださるのではないか」と話す。

 テーマになった広島の川には、あの日、灼熱地獄から逃れ、熱する体を冷まそうと多くの人が入水し、ほとんどの人が息絶えた。被爆の大きな傷を受けた人や、亡くなった人を乗せて船は川を下り、終焉の地となった場所へ向った。街は復興し様相も変ったが、あの日のヒロシマの川を忘れないとする展示写真は40点を予定している。

 問合せはコニカミノルタプラザ(℡03・3225・5001)まで。

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