暴力行為続発に直面 エジプトのコプト教徒 2013年9月7日

 8月14日、反キリスト者暴行の波がエジプト全土に波及、少なくとも死者5人を出し、破壊された教会も30を超える事態になった。さらに教会襲撃の波は巨大化している。2011年に民主的に選任された「ムスリム同胞団」のムハンマド・モルシ大統領が7月3日に軍によって追放されて以来、暴力行為の続発に直面しているキリスト者共同体が、恐怖に取り付かれていることは確かだ。

 モルシ大統領支持者たちの狙いが、エジプトでキリスト者であることを侮辱的だとしてコプト教徒を締め出そうとしていることにあるとも見られる。

 18日には、南部ミニヤの「処女マリアと僧イブラム修道院」が襲撃された。そこの教会では1600年も続けてきたミサを守れない事態にまでなった。

 襲撃したのは、「ムスリム同胞団」関係者と見られている。同修道院の僧セルワネス・ロッフィは、襲撃者の1人が、壁に「殉教者のモスクに」と書き付けていた、と語っている。

 コプト派キリスト者は現在、エジプト総人口の10~12%を占めている。世界最古のキリスト教会の信徒と見なされている。

 そのキリスト者がここへ来て、「ムスリム同胞団」に狙い撃ちされるのは、モルシ氏追放の黒幕と見なされているためのようだ。

 カイロ近郊にある修道会フランシスコ会運営の学校が襲撃された際、暴徒は、門の十字架をはぎ取り、黒いバナーを貼り付けた。修道女は街頭を「捕虜」のように行進させられた。学校側は、イスラム教徒の生徒にキリスト教への改宗を強要した、と非難されていた。(CJC)

 

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