全国戦没者追悼式に遺族4800人参列 2013年9月14日

 8月15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開催された。先の大戦で犠牲となった約310万人(軍人軍属約230万人、民間人約80万人)を慰霊する式典に、天皇皇后はじめ、遺族約4800人、安倍晋三首相らが参列した。

 式典は正午前に開始。追悼式には、衆参両議員や最高裁長官、各界代表も参列した。安倍首相は、「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓いてまいります」「世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります」と式辞。近年の歴代首相が踏襲してきたアジア諸国への加害や「不戦の誓い」には触れなかった。

 参列した遺族の最高齢は、南方洋上サイパン方面で夫が戦死した青柳よし乃さん(99歳)。最年少は、旧ソ連アルタイ地方で曾祖父が抑留死した中島馨さん(10歳)。

 遺族の高齢化が進み、参列者のうち戦没者の子どもが全体の64・7%。父母の参列がないのは3年連続。妻は16人と全体の0・3%で、4年連続で1%を切った。

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