聖書協会世界連盟(UBS)機構改革 日本聖書協会総主事・渡部信氏 世界連盟議会議員に 2013年9月28日

 聖書協会世界連盟(United Bible Societies=UBS)は2010年に韓国で開催された総会で機構改革が行われ、世界連盟理事会が世界連盟議会に今秋から移行することになった。それに先立ち、加盟146カ国による同議会議員24名の選挙が8月に行われ、日本聖書協会総主事の渡部信氏が世界地区選出の聖書普及の第一人者(Champion for bible engagement and advocacy)として議員に選出された。

 世界連盟議会は最高決議機関で4地区(アジア・太平洋地区、ヨーロッパ・中近東地区、アメリカ地区、アフリカ地区)選出から12名、世界地区選出から事業第一人者(翻訳事業、出版事業、聖書普及、聖書ミニストリー)4名、全教派代表者(正教会、カトリック、プロテスタント、聖霊派)4名、議会内推薦4名の24名で構成され、任期は4年。渡部氏は2007年に世界連盟理事に選出されて以来UBS役員は2度目。

 渡部氏は「キリスト教世界は大きく変化し200年継続した聖書協会の事業も開発途上国の宣教の拡大、欧米の教会の衰退によって新しい局面に入っている。北半球から南半球へ、欧米からアジア、アフリカ型のキリスト教への対応を意味している。聖書頒布数は増加しているが、IT技術の発展と平行して聖書読書力は落ちているようにも思える。課題に臨みたい」と語る。

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