立教に新パイプオルガン 〝人間の声生かす音色〟 英・仏・独系3台を保有 2013年10月19日

 来年創立140周年を迎える立教学院は、池袋キャンパスの「諸聖徒礼拝堂」と新座キャンパスの「聖パウロ礼拝堂」のパイプオルガンを更新するプロジェクトを進めてきた。10月4日、池袋キャンパスの同礼拝堂で完成した新パイプオルガンが披露され、「オルガン奉献の夕の祈り」が行われた。

 3代目となるパイプオルガン製作に選ばれたビルダーは、英国のティッケル社。英国で歴史的伝統のある大聖堂やチャペルに大型のオルガンを製作してきた同社は、聖公会の礼拝で求められる音楽についての理解があり、日本に導入されるのは初めて。

 同大教会音楽研究所所長のスコット・ショウ氏は、「新しいオルガンはイギリス・ロマン派様式で、3段の鍵盤を備える。イギリス19世紀のサウンドは、あたたかく重みのある音色だ。人間の声を生かしてくれる。彫刻が入れられたネオゴシック様式であり、ルックスと音、ルックスとチャペルがマッチしていると思う」と述べた。

 同礼拝堂でこれまで使われていた2代目のオルガンはドイツ製のものだった。ドイツの古典的なバッハなどの音楽の演奏には適しているが、聖公会で扱われる聖歌はアメリカやイギリスがメインとなるため、それらの伴奏にはミスマッチだったという。2代目のオルガンは今後、同キャンパス内のマグノリアルームに移設する。

 新座キャンパスのパイプオルガンはアメリカのフィスク社が製作するフランス・ロマン派オルガン。今年度中に完成予定。

 同大学の吉岡知哉総長は、「立教はオルガンを入れ替えることにより、イギリス系、フランス系、ドイツ系と3台のパイプオルガンを保有することになる。東京芸術劇場にもパイプオルガンがあって、池袋だけでも5台分のオルガンをもつことになる。ぜひ活用して、ちょっとしたオルガンブームをつくっていきたい」と話した。

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