「世に勝つ信仰」テーマに 東京・朝祷会関東ブロック大会 2013年11月2日

 「世に勝つ信仰」を主題に、朝祷会関東ブロック(塩島光三代表)の第29回大会が10月14日、カトリック東京カテドラル関口教会(東京都文京区)のケルンホールで行われ、82人が参加した。

 尾山令仁(聖書キリスト教会会長牧師)、晴佐久昌英(カトリック多摩教会主任司祭)の両氏がそれぞれ「世に勝つ信仰」「救われていることに目覚めることで救われる」と題して開会礼拝と閉会礼拝で説教した。

 また、渡部信氏(日本聖書協会総主事)=写真=が、「信仰と巡礼の旅」と題して記念講演を行った。

 渡部氏は、「信仰の歩みには最終的な目標、到達点があって、そこに向かってわたしたちは今、信仰の巡礼の旅をし続けている」と述べ、「最後に天国に行ける」ということに保険をかけているとすれば、守りの信仰になる危険性があると指摘。「闘っていく積極的な信仰の生き方」という信仰解釈を示した。

 「イエスが苦しまれたように、わたしたちもその苦しみに与かるならば、イエス・キリストが復活したように、イエス・キリストの復活の栄光にも与かることができる」とし、「わたしたちが歩むべき道は、その新しい新天地へ向かってのゴールに歩むことであり、そこに至るまで苦しいこと、困難なことがあっても必ずそこに到達するという『失われない希望』がある」と強調。

 「この世にいる限り、この世で多くの人が救われるように、この世のことで頑張らなくてはならない」と訴えた。

 そして、「神の国」とは時の経過ではなく、神との距離が近づくことだと述べ、普段の信仰生活が大事だと語った。キリスト者として生きることは毎日が奇跡であり、「神の力がわたしたちに注がれる時に、わたしたちの思いを越えた力が働いてくださる」と結んだ。

 午後には、「祈りの祭壇を築き直すには」「エキュメニカル運動を推進するには」「朝祷会を新設するには」「平和を実現するには」の各テーマで分団が行われた。

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