米福音教会の信仰継ぎ100年 日基教団目白教会「記念礼拝こそ証し」 2013年11月23日

 米国福音教会の信仰を継承している日基教団目白教会(東京都新宿区、古旗誠牧師)が創立100周年を迎え、11月4日に記念礼拝と記念祝賀会を行った。礼拝には、同教会にゆかりのある信徒や教職など234人が参列した。

 1955年から2年間、担任教師として同教会で奉仕した小林誠治氏(日本聖書神学校校長)が、「目白に建てられた神の教会――福音の前進への祈り」と題して、フィリピの信徒への手紙から説教した。同氏は、「この目白教会の歴史を担い、信仰を継承し、信仰の先達たちを思う時に、感謝は神に向けられている」とし、「信仰者の喜びは、ただ自分1人の喜びに留まらず、福音に与かっている群れであるこの信仰共同体の喜びである」と語った。

 また、「教会の中で生じるいろいろなゴタゴタは、周辺的なものによることが多いが、それを肉的・世俗的判断によって解決するのではなく、いつも信仰的に解決していくことができるかどうか、教会の真価が問われる」と強調した。

 そして、同教会が信仰を継承している米国福音教会について紹介。日本への伝道は「福音の前進のために」行われたが、容易なことではなく、挫折を経験しながら日本各地に教会を建設していったと述べた。目白教会の100年の歴史の中で、すべてが順調に進められたのではないとし、「神の教会として、その都度信仰に立ち返り、祈りつつ立ち上がり、教会員の信仰は確実に質を高められ、福音の前進へと結びつき、今日このように記念礼拝を守ることができることは、その事実こそが教会の証し」と述べた。

         

 目白教会の歴史は1913年9月、下落合の中村英一氏宅に伝道所を開設したことに始まる。英一氏の父親は日本福音教会の牧師であった。同所で牛込福音教会の高橋信太郎牧師が日曜学校を開始。築地から目白に福音教会の本部が移転し、P・S・メーヤー宣教師が14年から目白教会に赴任、本格的な伝道を始めた。ところが、16年に伝道所が出火全焼、背後の家を仮会堂として集会を継続した。21年に会堂・牧師館が完成するが、41年に会堂が全焼。牧師館や宣教師館で礼拝を続けた。49年に会堂が完成。80年に現在の会堂が竣工。来年6月に100年史の発行を予定している。

 古旗牧師の話=今回の100周年は、小生が赴任して2年目。そこに牧師として仕えることに神の御計画を強く思う。100年の伝道の歴史をしっかりと刻んでいくことを大事にしたい。そして、信仰を継承することとともに、101年以降の教会形成に向かいたい。教団の教会でありつつ、福音教会のパイエティ(敬虔さ)を大切にしたい。日本聖書神学校とつながりの深い教会である。伝道者養成への祈りを深めたい。高齢者が信仰に生かされて証に生きてほしい。若者への伝道と教育を大切にし、まずは153人(ヨハネ福音書21・11)が礼拝できる教会を、と願っている。

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