小林晃氏、政教分離・信教の自由を強調 〝教会こそ「靖国問題」に敏感に〟 ◇東京関東キリスト者平和の会◇ 2013年12月25日

 東京関東キリスト者平和の会(滑川静夫代表委員)は11月25日、日基教団隠退教師の小林晃氏=写真=を講師に招き、「平和を実現するために――『靖国』と戦争」と題して「キリスト者と平和学習会」を日基教団北千住教会(東京都足立区)で開催した。

 小林氏は1974年から2009年までの35年間、千葉県浦安市で伝道に従事。千葉支区靖国問題委員会に属し、靖国問題を宣教の課題として活動してきた。

 1968年、父親の靖国神社合祀の通知を受け取ったことがきっかけで、靖国問題に直面することになったという同氏。現在の改憲の動向に危機感を示し、憲法20条の政教分離、信教の自由の尊さを強調。「教会こそ、われわれキリスト者こそ、この靖国の問題を敏感に感じ取って、これを伝道・教会形成の中で考えていくべき」と訴えた。

 そして、2002年度の千葉支区総会で自らが提出した「小泉首相靖国神社参拝違憲訴訟・千葉」を支持する建議案に言及し、その提案理由を紹介。

 ▽かつて日本が支配下のアジアの民衆に神社参拝を強制し、天皇への忠誠を誓わせたこと。▽当時の日本のキリスト教界はそれを止めることができず、参拝を強制する立場に立ったことは重大な罪であり、その歴史を決して繰り返すことがあってはならないこと。▽靖国神社は明治天皇の勅令によって創建された神社であること。▽戦後A級戦犯を合祀した靖国神社と政府の行為は、かつての侵略戦争を賛美するものであること。▽靖国神社には、朝鮮人や台湾人の戦没者が、遺族に連絡なく、一方的に「英霊」として合祀されており、信仰と信条、良心の自由を無視する、「基本的人権」の侵害であること――などの提案理由をあらためて強調した。 

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