〝迫害の中に信仰守る〟 教皇、一般接見で洗礼強調 2014年1月25日

 教皇フランシスコは1月15日、バチカンで、水曜恒例の一般接見を行い、カテケーシス(教会の教えの解説)で、先週に続き、洗礼の秘跡について述べる中で、長く激しい迫害の時代にも、洗礼によって脈々と受け継がれた日本の「キリシタン」の信仰を紹介した。

キリシタンの歴史に学ぼう

 教皇は、キリストの神秘体の一部となり、神の民に加わるために必要な洗礼、信仰を世代から世代へと伝えていくためにも重要な洗礼の意味を解説した。

 バチカン通信(VIS)によると、教皇は「神の民のための洗礼の重要さを語る上で、日本のキリスト教共同体の歴史は模範となる」と述べ、禁教時代の日本の信者たちの苦難の歴史を語った。

 「日本のキリスト教共同体は、17世紀初頭から厳しい弾圧を受けました。これによって多くの殉教者を出し、司祭たちは追放され、信者数千人が殺害された。日本に司祭はいなくなった。皆、追放されてしまったからだ。そこでキリスト教共同体は、潜伏生活に入り、隠れた生活の中で信仰と祈りを守った」

 「子どもが生まれると父親か母親が洗礼を授けた。なぜならすべての信者は、特別な状況においては、洗礼を授けることが出来るからだ」

 「そして2世紀半、250年の後、日本に宣教師が戻った時、何千人ものキリスト者が公然と姿を現し、教会は再び花開くことが出来た。彼らは洗礼のおかげで生き残った。これは偉大なことだ。神の民は子どもたちに洗礼を授け、それが続くことによって、信仰が伝えられていく。日本の信者たちは、隠れながらも、強い共同体の精神を保ち続けた。なぜなら洗礼が彼らをキリストにおいてただ一つの体としたからだ。信者たちは孤立し、隠れてはいたが、常に神の民の一部だった」

 教皇は「この歴史からわたしたちは多くのことを学ぶことが出来る」と締めくくった。(CJC)

 

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