台風被災のフィリピン 仏教慈善団体が教会再建を援助 2014年3月15日

 世界最大の仏教慈善団体「仏教慈済慈善事業基金会」(ツ・チ・フアンデーション=慈済基金会)が、昨年11月に巨大台風により被災したフィリピン・タクロバンシティのカトリック教会再建に援助の手を差し伸べている。

 基金会のモニカ・シュ氏は、どなたの要請にも応じるとして「わたしたちの原則は無国家、無宗教だ」とカトリック系UCAN通信に語った。

 この申し出を教会は大歓迎。「本当に、愛、関心、寛大、親切は宗教を超える」とパロ大司教区の報道担当アマデオ・アルヴェロ神父。

 基金会は、タクロバンシティのサント・ニノ教会再建に67万米ドル(約6800万円)を寄付したという。

 基金会のフィリピン代表アルフレド・リ氏とサント・ニノ小教区のモンシニョール・アレックス・オピニアノが合意メモに調印した。「異なる信仰の人が互いにつながり、同じ愛、哀れみと理解の精神で結び合うことを認める」とモンシニョールは語った。

 小教区と基金会とのつながりは、台風被害者に「キャッシュ・フォア・ワーク」プログラムを基金会が提供することから始まった。その後、援助は被災家族のためにテントを教会境内に設置したり、地域の教会や小教区に経済援助することなどに広がった。

 新しいサント・ニノ教会は、「自然の怒りに耐える」デザインになるという。
 フィリピン中部ではカトリック教会の9割が巨大台風で被災した。台風による死者は8千人、住居を失った人は8千人に上っている。(CJC)

 

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