9条は世界平和への希望 バプ連初の「憲法フェスティバル」開催 2014年5月24日

 憲法記念日の5月3日、「憲法改悪反対」を訴える「憲法フェスティバル2014」が、日本バプテスト連盟恵泉バプテスト教会(東京都目黒区)で開催された=写真。同連盟「憲法改悪を許さない私たちの共同アクション担当者会」(藤澤一清委員長=花小金井キリスト教会前牧師)と、北関東・東京・神奈川の各地方連合社会部が実行委員会を組織して開催した。同連盟初のイベントに、約120人が参加した。

 蛭川潤子(洋光台キリスト教会会員)、リラン・バクレー(映画監督)、廣島真希(花小金井キリスト教会会員)、鷹巣直美(日本バプテスト教会連合大野キリスト教会会員)の4氏がリレートークを行った。

 蛭川氏は、日本バプテスト女性連合主催の沖縄学習ツアーに参加したことを報告し、「平和を作るための憲法9条を守り、さらに世界に広げることを決意し、皆で努力したい」と語った。

 米国出身で神奈川県在住のバクレー氏は、11月公開予定のドキュメンタリー映画「ザ・思いやり予算」を紹介。「思いやり予算」として34年間で6兆円以上が日本の税金から米軍へ投入されているとし、その不条理さと矛盾を提示する内容。イラク・バクダッドでの米軍ヘリによる無差別攻撃の映像を見たことをきっかけに、3年前から制作を始めたという。

 大学生の廣島氏は、「自分にとって憲法9条は希望。日本が戦争しないという証しであり、世界平和への一歩となる希望だと思う」と主張。集団的自衛権の行使は、「米国の戦争に巻き込まれて、日本が戦争に参加するようになること。憲法9条の『交戦権の否認』に反する」と訴えた。

 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の1人である鷹巣氏は、4月に「憲法9条を保持している『日本国民』」がノーベル平和賞の候補にノミネートされたことを機に、今後は子育てを優先しながら活動を支えていくと報告した。

 「憲法フェスティバル」は同日、福岡バプテスト教会でも開催され、吉髙叶氏(同連盟常務理事)の講演と4人の証しが行われた。約130人が出席した。

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