「世界コスプレサミット」で休憩所 同盟教団 名古屋福音伝道教会 2014年9月13日

 航空会社ANA、ニコニコ動画などがスポンサーとなり、外務省・愛知県・名古屋市などが実行委員会を構成する名古屋発の国際交流イベント「世界コスプレサミット」。

 2003年に始まった同イベントは、12年には参加国・地域が20カ国を超えた。12回目を迎える今年は8月2日から3日にかけて、名古屋市中区で開催され、河村たかし名古屋市長が徳川宗春に、大村秀章愛知県知事が徳川吉宗に扮して、22カ国からの代表コスプレイヤーたちと市内繁華街を練り歩いた。

 会場の一角を担うのは大須商店街。大須観音の寺町として発展し、大正時代以来、名古屋随一の賑わいを誇る街である。そんな大須商店街アーケードの中に日本同盟基督教団名古屋福音伝道教会がある。教会の看板には「レイヤーさん無料休憩所・ジオン軍歓迎」と貼り出された。

 教会を町の一大イベントの無料休憩所として提供するという試みである。発案者は、教会員の宮代園香さん。3代続くクリスチャンホームに生まれた。去年、商店街を歩く人へもっと教会を身近に感じてほしいとの思いから、コスプレサミットでの無料休憩所を思いつき、教会に相談。牧師の保浦宏規(ほぼひろき)さん、役員会も提案を快諾。サミット当日、教会は2回の日曜礼拝の後、午後から無料休憩所となった。昨年洗礼を受けた友人と共に宮代さんもコスプレして登場。青年会有志が麦茶を準備。冷房の効いた礼拝堂内では、思い思いのキャラクターに扮したサミット参加者約50人が、十字架を背景に写真を撮ったり談笑したりと、しばしの休息を楽しんだ。

 「教会はパウロのように、キリスト教のアンテナショップとして、見本として商店街にある。だから、商店街を応援することで、教会もまた応援していただければ」と保浦さん。土曜日でも地域の祭りがあれば駆けつけ、率先して搬入や片付けを手伝っている。

 臨床宗教師など宗教の公共性や透明性が問われる昨今、信仰を貫きつつ、伝統のある土地で最先端の文化に切り込んでいく同教会の姿は、地域社会と共に歩み仕える都市型教会のモデルケースとなるかもしれない。

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