イスラエルのテル型遺跡調査50年 バイブルハウス南青山で写真展 2014年10月18日

 日本の考古学調査団がイスラエルのテル型遺跡において本格的な発掘調査を開始してから50年。この間、テル・ゼロール、テル・エン・ゲヴ、テル・レヘシュと三つの遺跡において調査が実施され、その研究成果は国際的に高い評価を受けてきた。日本とイスラエル双方の研究者による相互理解や学問的な議論の発展にも、多大な貢献がなされてきている。

 これを記念し、長年調査団の専属カメラマンとして発掘調査の活動に同行してきた写真家・中野晴生さん=写真=による写真展「イスラエルの人々」が、バイブルハウス南青山店(東京都港区)で催されている(イスラエル大使館後援、上智大学神学部、日本イスラエル親善協会、立教大学大学院キリスト教学研究科協賛。10月26日まで。入場は無料)。普段報道されるイスラエルの観光用の写真や、聖地写真集とは異なる中野さん独自の視点から撮影された貴重な写真の数々が展示されている。

 中野さんは伊勢神宮に神饌(供物)を納める鮮魚商の生まれ。大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ大阪校)を中退し、アフリカへ渡った後、ヨーロッパ、中南米などで足かけ5年、海外を撮影して回る。帰国後は現在に至るまで、主に雑誌を中心に作品を発表するフリーカメラマンとして活動。写真集に、「週刊新潮」での3年にわたる連載をまとめた『湖沼の伝説』(新潮社)がある。

 このほか、立教大学キリスト教学研究科主催による公開シンポジウム「テル・ゼロールからテル・レヘシュへ── イスラエルにおける日本考古学調査団の50年の歩み」も、11月29日の午前10時から同大池袋キャンパス(東京都豊島区)太刀川記念館3階多目的ホールで予定されている(申込不要、入場無料)。アミハイ・マザール(ヘブライ大学名誉教授)、グンナー・レーマン(ベン・グリオン大学教授)、エズラ・マルクス(ハイファ大学講師)、金関恕(天理大学名誉教授)、杉本智俊(慶応大学教授)、牧野久実(鎌倉女子大学教授)、桑原久男(天理大学教授)の各氏が登壇。これまでの発掘調査を振り返りつつ、関連する諸学問分野の発展の中に位置づけ、調査の現状と今後の課題について、両国双方の研究者が議論する。

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