日本語書き下ろしの聖書注解書 17年に日本キリスト教団出版局刊行 2015年2月7日

 宗教改革500年を迎える2017年の刊行開始に向けて、日本キリスト教団出版局は、日本語書き下ろしの聖書注解書シリーズ「VTJ 旧約聖書注解」と「NTJ 新約聖書注解」の準備を進めている。

 このシリーズは、①日本語で書き下ろされており、読みやすい、②原典の文書・文体・文法・語彙の特徴がわかる、③聖書各書の歴史的・文化的・社会的背景がわかる、④先入観に支配されず、聖書が提起している問題を理解できる、⑤聖書の理解を通して、現代社会への深い洞察を得ることができる――という五つの特徴を持つ。聖書の日本語訳は各担当者が行う。

 「VTJ 旧約聖書注解」の監修者は、大島力(青山学院大学教授)、小友聡(東京神学大学教授)、月本昭男(上智大学特任教授)、山我哲雄(北星学園大学教授)の4氏。「NTJ 新約聖書注解」の監修者は、浅野淳博(関西学院大学教授)、伊東寿泰(立命館大学教授)、須藤伊知郎(西南学院大学教授)、辻学(広島大学教授)、中野実(東京神学大学教授)、廣石望(立教大学教授)の6氏。

 3月13日には日基教団信濃町教会(東京都新宿区)で、「NTJ 新約聖書注解」監修者会によるシンポジウム「新約聖書学と現代の宣教」が予定されている。これに先立ち、監修者の1人である廣石氏が、「聖書の学び――教会と大学の間で」と題して1月11日、同教会で講演した=写真。

 同氏は、生の方向定位を問わない「ただ学問的」な神学も、信仰の自己理解を異なる理解に照らして問わない「ただ信仰的」な学問も、福音的ではないと主張。信仰とキリスト教的生をつなぎ合わせるものは、福音が引き起こすコミュニケーションだと論じた。

 この講演会は同教会が主宰する「研究助成」の一環として開かれ、「NTJ」の監修者6人が現在、「新約聖書注解と現代の宣教――学問と実践の協同を目指して」というテーマで共同研究を行っている。

 3月13日には、監修者たちの発題に、牧師たちが応答する形で研究成果を分かち合う。時間は午後6時~8時半。申込みは、日本キリスト教団出版局出版第一課(Tel 03・3204・0424)まで。

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