激動の時代生きた3人のキリスト者 杉原千畝、清水安三、田内千鶴子の生涯たどる 2015年4月25日

 激動の20世紀、異国の地で他者のために生きた杉原千畝(ちうね)、清水安三、田内千鶴子。この3人のキリスト者の生涯を紹介するDVD『激動の20世紀を生きた三人のクリスチャン』(監修・出演=守部喜雅)=写真右=が、ライフ・クリエイション(いのちのことば社)から発売された。

 杉原千畝(1900~1986)は、第二次世界大戦中、赴任先のリトアニアで、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ避難民6千人に対して、外務省の訓令に反してビザを発給したとされる外交官。

 清水安三(1891~1988)は、同志社大学神学部卒業後、1917年に宣教師として中国に派遣され、貧困に苦しむ子どもたちのために北京に崇貞学園を設立した。桜美林学園の創設者でもある。

 田内千鶴子(1912~1968)は、韓国・木浦市の養護施設「共生園」で、夫・尹致浩(ユンチホ)とともに孤児救済に尽力。夫の行方不明後も活動を続け、生涯を閉じるまでに3千人の孤児を育てたことで知られる。

 4月6日、いのちのことば社(東京都中野区)で行われた完成披露試写会では、杉原千畝の孫でNPO法人杉原千畝命のビザ副理事長の杉原まどか、桜美林学園常務理事の羽根田実、清水安三の孫・清水賢一、田内千鶴子の長男で社会福祉法人こころの家族理事長の田内基の各氏が挨拶。

 羽根田氏は、「どんな時代にあっても揺らぐことのない信仰と希望と喜びの中に、これからの歩みを続けようと誰しもが思うDVDである」と感想を述べた。

 DVDは本編約91分+特典映像17分。個人観賞用=3800円、教会・図書室・団体用=5800円(各税別)。問合せはライフ・クリエイション(℡03・5341・6927)まで。

 

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