ネパール大地震で死者5千人超 キリスト教界も救援開始、募金呼び掛け 2015年5月9日

 ネパール中部で4月25日、マグニチュード7・8の巨大地震が発生、ネパール政府当局者は29日、死者が5006人、負傷者も1万194人に上ったと明らかにした。インドや中国など周辺国も含めた死者は約5400人になっている。ネパール政府当局者は死者数が8千人を超える可能性があるとの見方を示している。

 地震で雪崩が発生、少なくとも17人が死亡した世界最高峰エベレスト(8848メートル)のベースキャンプ付近など高地では数百人が取り残され、救助を待っている。

 カトリック教会の救援組織「国際カリタス」は、「米国カリタス」がインド駐在事務所を通じて救援物資を送る体制を整え、「カリタス・インド」も救援活動開始準備をしている。「カリタス・パキスタン」も人員派遣などの準備を始めた。現在、インドから陸路でのネパール入りを検討しているが、インド側でも地震の被害があり、実現には時間が掛かりそう。

 世界教会協議会(WCC)とアジア・キリスト教協議会(CCA)は26日、ネパールと近隣の被害地域に宛てた緊急人道支援を呼び掛ける声明を発表した。

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 国際NGOワールド・ビジョン(WV)は、現地で緊急支援を開始。寝袋、バケツ、衛生キット、 蚊帳等の緊急支援物資のほか、水の提供、仮設住居、子どもの保護、教育等の分野を初期支援の重点分野に定め、1万世帯(5万人)を対象とした支援策を決定した。インドやバングラデシュ等から緊急支援の専門スタッフを集め、支援を届ける計画。現在、日本人スタッフの派遣を調整中だという。ワールド・ビジョン・ジャパンのホームページ(https://www.worldvision.jp/)から、クレジットカードによる募金を受け付けている。または郵便振替00140‐4‐900664、「ネパール大地震」と明記の上、「特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン」宛。

 チャイルド・ファンド・ジャパンは、緊急・復興支援を実施するため、協力を呼び掛けている。同団体の支援地域であるシンドゥパルチョーク郡でも300人以上の死者が確認され、住民は空き地に避難を余儀なくされているという。今後も現地スタッフと連絡を取り、被害状況の調査を進めていく。食料、水、医薬品や一時避難施設が必要とされており、同郡を最優先に緊急支援を実施する。募金はホームページ(http://www.childfund.or.jp)で受付中。

 日本国際飢餓対策機構は、被災者を救援するため、緊急支援に着手。被害状況の情報収集とともに、現地パートナーとの連係、緊急支援チームの派遣など支援準備に入った。また、「ネパール大地震被災者緊急募金」の受付を開始した。郵便振替00170‐9‐68590、加入者名=一般財団法人日本国際飢餓対策機構、記入欄に「ネパール地震」と明記。

 カリタスジャパンは、国際カリタスの救援活動に協力し、支援を行うため、募金の呼び掛けを開始。募金は国際カリタスに支援金として送金する予定。郵便振替00170‐5‐95979、加入者名=カリタスジャパン、通信欄に、「ネパール地震」と明記。

 日本キリスト教協議会(NCC)はホームページで献金の呼び掛けを開始。集められた献金は、NCCが加盟する国際救援団体ACTアライアンスに送金され、支援活動に用いられる。ACTアライアンスはすでにネパール大地震に関する緊急報告を発信したが、募金総額を含めた具体的なアピール作成には時間がかかる見込み。そこでNCCは、ACTのアピールに先がけて献金の呼び掛けを行った。郵便振替00180‐4‐75788、加入者名=日本キリスト教協議会、通信欄に「ネパール大地震被災者支援」と明記。募金期間は10月31日まで。

 神戸国際支援機構は、被災地の遺児たちを支援するため、代表の岩村義雄氏が5月12~17日、カトマンズに向かう予定。7月31日まで、緊急救援募金を募集している。郵便振替00900‐8‐58077、加入者名=一般社団法人神戸国際支縁機構、「ネパールのために」と明記。

 

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